伊勢海老のロブ

カメラや家族、旅行と書いていく、日々の備忘録。

ヒトデなのに腕が8本?そんな変わり者も中にはいる。

さて、このヒトデ記事をいつまで書き続けようか悩んでるロブです。

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もういっそのことヒトデに特化したブログ作ったほうがいいんじゃね?とか思いつつ、どうせすぐに書くことなくなるからやめておけとも思ってます。

 

さて、今日はヒトデの中でも腕が八本ある「ヤツデヒトデ」を紹介します。

 

腕が8本

このヒトデ、その名の通り腕が八本あるのです。ぶっちゃけキモイとかいう人も多いんですがね。五放射相称が基本の棘皮動物のなかで、なぜこいつは8本なのかはよくわかってないようですが、おそらくこんな理由からだと言われています。

このヒトデ実は無性生殖がお盛んなんですよ!まぁ、つまり分裂して増えていくんですよ。真ん中あたりでパックリと半分に割れて二つの個体に分かれるんですね。ここで腕の数が奇数だと、どっちか一本多い個体ができてしまい非常にバランスが悪い。なので偶数ならキレイに分かれることができると。

しかし、このヤツデヒトデは分裂するうちに異変するものもいて、腕が7本とか9本のものも多いみたいです。また、半分に分かれてその別れた部分からもう半分が再生してくるので、成長スピードに差が出て、左右不均一なものもよく見られます。

こちらのブログで分裂したヤツデヒトデが見れます。ちょっとグロいので苦手なひとは要注意です。

ヤツデヒトデ - 本日の魚 おまけ♪(真鶴栄寿司)

確かによく見ると、再生しかけた小さな腕が3本チョロっと生えているのが分かりますね。

 

厄介者

漁業関係者にとっては大変な厄介者でwikipediaにはこんなことが書いてあります。

放流したアワビサザエなどの稚貝を食害するので沿岸漁業者からは嫌われる。富山湾の調査ではアワビやサザエの稚貝を放流しているが定着率が低い理由の一つにこの種による食害が推定されている。コンテナに稚貝を入れ、海底で育成する試

みではしばしばこの種が侵入して全滅するのが見られている[12]。飼育下の実験ではサザエの殻高が20mm以上では食われなかったが、それ以下の場合、数日中に食べ尽くされてしまう様子が確かめられている。この種はこのような状態では複数の稚貝を同時に捕捉することができる。実際に摂食するのは一度に一個体ずつではあるが、一度捕捉された稚貝は逃げることができず、結局はすべて食われたという。さらに、切れた腕のみでさえ、稚貝を追いかけ、囲もうとする動きを見せた[13]

 切られた腕だけでも捕食体制に入るとはなんと貪欲なヒトデ。むしろその貪欲さを僕も見習いたいものです。

 

ヤツデ 5号ポット

ヤツデ 5号ポット