ヒトデによく似た奴がいて、たまには勘違いしてる人がいる件
とうも、一流のヒトデニストになるため、日々ヒトデニズムに励んでいる、浜松のヒトデマンことロブです。
今回はヒトデによく似てるけど、全然違うクモヒトデという生き物を紹介します。
棘皮動物
見た目は結構似ていて、正直気にしなければ全部ヒトデに見える人がほとんどです。この二つは棘皮動物と言うグループに入っていて、このグループにはナマコ、ウニなどがありますね。おもしろいことにこれらの生き物は五放射相称と言って五角形を基本とした形をしているんですよ!驚きの新事実ですね!ウニもトゲを全部取ってあげると、中心から放射状に5を基本とした放射状の模様が現れるんですよ!こちらのブログを見てもらうと、下のほうにウニのきれいな五放射相称の骨格標本が載ってます。笑えるくらいクッキリと(笑)
ヒトデとクモヒトデの違い
決定的に違う両者を少しずつ説明していきます。
移動方法
まずヒトデの移動方法ですが、管足という器官で移動します。これは腕をよーく見ると小さな管が生えていて、それを使って移動するんですね。ウニやナマコもこの管足で移動してるんですよ。ただこの器官を使っての移動はとにかく遅い!!!ちまちまと動かすもんだから、行動範囲はものすごおく狭いんですよね。
しかしクモヒトデは違います。五本の腕を柔軟に動かして普通に移動してきます。もうね別次元の移動速度。移動方法を見れば全く別の生き物だと認識できると思います。(ワサワサ動くものが苦手な人は閲覧注意です。ムカデやゲジゲジ的な感じの足さばきをしてます。)
もうね、ヒトデは裏側にある小さな触手みたいな管足がワサワサ動いてるのが確認できるんですよ。クモヒトデは完全に腕で移動ですね。タコやイカみたいな感じです。
構造の違い
ヒトデは腕に消化器官や生殖器官があるんですよ。
この記事でも書いたみたいに腕にはびっしり卵が詰まってるんですね。
しかし、クモヒトデは体の中央にすべてが集まっているんですよ。だからあんな風に腕をぐにゃぐにゃと動かせるんですよね。そのせいで、クモヒトデは体の中心が丸くて足が細長い形ですが、ヒトデは全体的に太めな体つきになってます。
ということで、ヒトデとクモヒトデは見間違えないようにしてください。
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